ドイツのはなし

建築・アート・日々ドイツ生活

世界遺産 ル・コルビジェ設計ヴァイセンホーフ住宅博物館のはなし

 

 

毎日建築の話が続きますが、今回もシュトゥットガルトの建築のおはなしです。

観光にもオススメなので紹介します。

 

 

 

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シュトゥットガルト郊外にヴァイセンホーフという丘があるのですが、そこにヴァイセンホーフ・ジードルング(Weißenhofsiedlung)があります。

丘にたどり着くまで、ながーい階段が続き、もうそれはそれは大変で、横腹を抱えながら階段を登りましたが、案外簡単にバスで辿り着くそうです。今思っても本当に大変だった。※バスはシュトゥットガルト中央駅から出ています。

 

 

ヴァイセンホーフ・ジードルングは1927年にドイツ工作連盟博覧会の住宅展で建てられた33練で構成されているモデル住宅群です。

 

ミース・ファンデルローエ、ル・コルビジェ、ブルーノ・タウト、グロピウス、シャロウンなど建築学生頃からずっと授業や建築雑誌などで見てきた建築家たちですが、その建築家たちを含めドイツを中心に17人の建築家が参加しており、当時モダニズム建築の実践の場となりました。

 

 

 

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博覧会後はシュトゥットガルト市営住宅とされていましたが、ル・コルビジェ設計の住宅が博物館として一般公開されているので訪問してきました。

 

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Weissenhof museum



ファサードからも近代建築の五原則のピロティや水平連続窓などが伺えます。

内部は白い壁と天井で構成されていて、すっきりとまとまっていました。その中で、階を上がるごとにル・コルビジェの年表や作品が展示されていて、上りきると屋上の庭園に出ます。屋上庭園からは展望も良く、緑と調和していて本当に素敵な空間でした。

 

 

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ヴァイセンホーフ・ジードルングの住宅模型

 

 

屋上からもう一つの住宅の方へ移動すると、家具などが置かれていて実際の住宅のプランを見ることができます。水平連続窓が続き、自由の平面というコンセプトで設計されているのが体感できました。

 

 

 

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学生は学生料金で一般料金5ユーロに対してより少し安い2ユーロで見学することができます。2ユーロでこの満足感…計り知れない。特に建築学生は必見なのではないかと。中心部からは少し離れていますが、ヴァイセンホーフ・ジードルングと合わせて見学するのであれば少し時間はかかりますがおすすめです。よかったら参考にしてください。

 

 

さくらでした。

 

 

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