ドイツのはなし

建築・アート・日々ドイツ生活

世界遺産 ル・コルビジェ設計ヴァイセンホーフ住宅博物館のはなし

 

 

毎日建築の話が続きますが、今回もシュトゥットガルトの建築のおはなしです。

観光にもオススメなので紹介します。

 

 

 

f:id:Sakurasaku304:20180317040442j:plain

 

 

 

シュトゥットガルト郊外にヴァイセンホーフという丘があるのですが、そこにヴァイセンホーフ・ジードルング(Weißenhofsiedlung)があります。

丘にたどり着くまで、ながーい階段が続き、もうそれはそれは大変で、横腹を抱えながら階段を登りましたが、案外簡単にバスで辿り着くそうです。今思っても本当に大変だった。※バスはシュトゥットガルト中央駅から出ています。

 

 

ヴァイセンホーフ・ジードルングは1927年にドイツ工作連盟博覧会の住宅展で建てられた33練で構成されているモデル住宅群です。

 

ミース・ファンデルローエ、ル・コルビジェ、ブルーノ・タウト、グロピウス、シャロウンなど建築学生頃からずっと授業や建築雑誌などで見てきた建築家たちですが、その建築家たちを含めドイツを中心に17人の建築家が参加しており、当時モダニズム建築の実践の場となりました。

 

 

 

f:id:Sakurasaku304:20180317044716j:plain

 

 

 

f:id:Sakurasaku304:20180317045431j:plain

 

 

 

博覧会後はシュトゥットガルト市営住宅とされていましたが、ル・コルビジェ設計の住宅が博物館として一般公開されているので訪問してきました。

 

f:id:Sakurasaku304:20180317050145j:plain

Weissenhof museum



ファサードからも近代建築の五原則のピロティや水平連続窓などが伺えます。

内部は白い壁と天井で構成されていて、すっきりとまとまっていました。その中で、階を上がるごとにル・コルビジェの年表や作品が展示されていて、上りきると屋上の庭園に出ます。屋上庭園からは展望も良く、緑と調和していて本当に素敵な空間でした。

 

 

f:id:Sakurasaku304:20180317050108j:plain

 

 

f:id:Sakurasaku304:20180317045424j:plain

ヴァイセンホーフ・ジードルングの住宅模型

 

 

屋上からもう一つの住宅の方へ移動すると、家具などが置かれていて実際の住宅のプランを見ることができます。水平連続窓が続き、自由の平面というコンセプトで設計されているのが体感できました。

 

 

 

f:id:Sakurasaku304:20180317050127j:plain

 

 

 

学生は学生料金で一般料金5ユーロに対してより少し安い2ユーロで見学することができます。2ユーロでこの満足感…計り知れない。特に建築学生は必見なのではないかと。中心部からは少し離れていますが、ヴァイセンホーフ・ジードルングと合わせて見学するのであれば少し時間はかかりますがおすすめです。よかったら参考にしてください。

 

 

さくらでした。

 

 

------------------------------------

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

ランキングに参加していますポチっと応援よろしくお願いします。

⇩⇩⇩

 

にほんブログ村 旅行ブログ ドイツ旅行へにほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へにほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログへにほんブログ村

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

工業都市シュトゥットガルト 自動車博物館のはなし

 

日本、ドイツの車は世界的に有名だとよく耳にしますが、ドイツといえばヨーロッパ随一の自動車大国です。そしてなんとドイツの中でも特にシュトゥットガルトは自動車工業が盛んな工業都市。

 

ドイツ車といえばメルセデスベンツ、BMW、VW、アウディ、ポルシェ…などが挙げられますが、ドイツの4大自動車メーカーのうちメルセデスベンツミュージアムとポルシェミュージアムがシュトゥットガルトで観光することができます。

 

 

今回はそのシュトゥットガルトの大きな見どころとなっている自動車博物館を二つご紹介したいと思います。

 

 

 

メルセデス・ベンツ・ミュージアム

 

f:id:Sakurasaku304:20180316013016j:plain

 

 

シュトゥットガルト中央駅からSバーンで7分ほど。最寄りのNeckarparkから14分ほど歩いたところに見えてくるこの建物がメルセデス・ベンツ・ミュージアムです。外観ですが、巨大で不思議な形をしているのでパッと見では建築なのか疑わしいですが、中に入ると螺旋構造になっていて9つのフロアで構成されています。

 

 

 

f:id:Sakurasaku304:20180316020406j:plain

f:id:Sakurasaku304:20180316015538j:plain

 

f:id:Sakurasaku304:20180316015359j:plain

 

 

f:id:Sakurasaku304:20180316015412j:plain

 

 

人が移動手段として使っていた馬から自動車に発展するまでの歴史を各フロアを回りながら知ることができます。1〜2時間くらいで全部回れると思っていたのですが、8階までぎっしりボリュームのある展示なのでちゃんと展示を見ていたら5時間くらいかかってしまいました。

 

展示の仕方も様々でとてもかっこいいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ポルシェミュージアム

 

f:id:Sakurasaku304:20180316022103j:plain

 

 

 

シュトゥットガルト中央駅からSバーンで10分の最寄駅、Neuwirtshausで下車して徒歩1分のところにポルシェミュージアムがあります。

 

歴代名車やレーシングカーが展示されているポルシェミュージアムは自動車ファンが集います。建築も美しいですが、車だけでなくメカニックやエンジンなども展示していて本当に充実しています。日本語のオーディオガイドもあるそうです。

 

 

 

f:id:Sakurasaku304:20180316023703j:plain

f:id:Sakurasaku304:20180316023717j:plain

 

 

 

 

 

車好きだけでなく観光でも十分楽しめる博物館です。シュトゥットガルト中央駅から電車ですぐなので、全部展示を見るのは時間がかかりますが、ゆっくり博物館を観光してみるのも良いと思います。

 

 

 

さくらでした。

 

--------------------------------------------------------- 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

ランキングに参加していますポチっと応援よろしくお願いします。

⬇︎⬇︎⬇︎

  

にほんブログ村 旅行ブログ ドイツ旅行へにほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へにほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログへにほんブログ村

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美しいと話題のドイツ シュトゥットガルト市立図書館のはなし

 

 

f:id:Sakurasaku304:20180315012423j:plain

 

 

 

シュトゥットガルトに住み始めてもう1年ほど経ちますが、毎日のように通っているのがシュトゥットガルト市立図書館です。

 

 

シュトゥットガルトにはシュトゥットガルト市立図書館【 Stuttgart Stadtbibliothek 】という世界でも美しいと言われている図書館があります。2011年に完成し、白を基調とした近代的なデザインで話題になっています。

 

 

もともと私は建築を専攻していたので、この図書館は日本にいた頃から雑誌などでよく見かけていました。しかし、実際に来てみると雑誌で見た雰囲気とはまた違った、少し緊張感がある空間だなあと感じるかもしれません。

 

 

 

 

1階から4階までが大きく吹き抜けになっていて、イベントなどを行う大広間として使われています。

 

f:id:Sakurasaku304:20180315014037j:plain

 

 

 

 

 

5階から8階までの吹き抜けは綺麗に整頓された本が美しい空間を生み出していて、壮観な眺めです。

 

f:id:Sakurasaku304:20180315014237j:plain

 

 

 

 

階ごとにカテゴリー分けされていて、探している本もすぐ見つけることができます。8階にはカフェもあり、本を持ち込んで休憩することも可能です。

 

 

 

 

 

 

f:id:Sakurasaku304:20180315014547j:plain

 

外観は一見、図書館とはわからないようなキューブ型の建物ですが、夜になると青くライトアップされて美しく、シュトゥットガルトの目印のような役割も果たしています。

 

 

 

テスト週間に入った最近では学生が大勢勉強するために図書館を訪れますが、子どもコーナーも充実してたり、お年寄りもセミナーなどが開かれているので幅広い年齢層の人々が利用していて、地域の人に親しまれているなと感じます。

 

 

 

もちろん建築的な面でも美しい近代的な図書館を一目見ようとたくさんの観光客がカメラを持って写真を撮ってる姿もよく見かけるので、一つの観光地のような場所にもなっているのではないかと。

 

 

 

 

最初は美しすぎて、本をゆっくり読んだり、勉強したりするのもなんだか緊張してしまうような空間だなあと思っていましたが、最近ではほぼ毎日通っているので、今となっては集中はできるし、落ち着くし、お腹がすけばカフェはあるし、なんて快適な場所なんだろうと入り浸っています。

 

 

観光する際などに、シュトゥットガルトの市立図書館もプランに組み込んでみてはいかがでしょう。普通の観光地とはまた違った雰囲気が味わえるかもしれません。

 

 

 

 

 

さくらでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

にほんブログ村 旅行ブログ ドイツ旅行へにほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログへにほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へにほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログへにほんブログ村