学生のための上手な暮らし方 ドイツのルームシェアWGのはなし
ルームシェアは少し前に日本でも流行りましたが、ドイツではルームシェアのことをWG(Wohngemeinschaft)といって、学生を始めたくさんの人がこのような生活をしています。ルームシェアマンションやシェアハウスなどは様々ですが、部屋はそれぞれ個室を持ち、トイレやシャワー、キッチン、リビングなどを共有するというもので、だいたい2人から10人くらいのMitbewohner(同居人)と共に生活します。
もちろん他人と生活するということはメリット、デメリットありますが、生活費だけでなく特に学生にオススメの住み方だということは確かなので私が何回かWGで暮らした時の感想と部屋を一緒にご紹介したいと思います。
A.
1回目WGは4人(男2人女2人)でのWGでした。
旧市街の中心で観光地だったため家賃は530ユーロ。少し高めのWGです。
リビングは共有スペースこのスペースだけWi-Fiがちゃんと通っていたので自然にみんなここに集まっていました。自分の部屋でインターネットが使えなかったのですごく不便でしたが、よくみんなで話したり、ごはんを食べたり、サッカーの観戦をしたり、パーティーをする場所をして使用していました。
個人の部屋はだいたいこれくらいの大きさが通常です。家具は全部IKEAでした。このGWは全部屋の大きさが同じでした。
部屋の真ん中に浴槽がどかーんとありますが、ほぼ誰も使わず男子の洗濯物干しと化している場合がほとんどでした。シャワーはガラスで開放感あふれる浴槽です。みんなそれぞれ自分のシャンプーなどを置きっぱなしにしていますが、歯ブラシやタオルなどは個人の部屋に持ち帰っていました。
キッチンは共有です。洗剤も共有なのでそれぞれが出しあって買いました。冷蔵庫は段ごとに自分の段を決めて食材を入れていました。たまに牛乳がなくなったり、バターがなくなったり、紛失率は高めでしたが、それぞれ足りないものは人から借りたりして自由に使っていました。例えば卵1つかりて、後日買って返すなどです。
洗濯機も順番に使っていました。これがなかなか大変で、洗いたい時に誰かが使っていたりするので不便でした。
B.
二回目のWGは8人(男6人女2人)でした。
家賃は380ユーロの屋根裏の部屋です。
人数が多くて共有スペースを使うのが少し不便でした。
屋根裏だったのであまり光が当たりません。たぶん後から増築した部分だと思うのですが、柱や梁が見えてて面白いWGでした。
みんなで簡単なものばかり作って食べていました。ドイツの学生のご飯なんてこんなものです。あとパスタとか。一緒にご飯を食べることもありますが、大抵は一人一人それぞれキッチンを使うのでごはんの時間は混雑。
個室はすごく小さくて、寒かったです。学生は部屋にベットと机さえあればなんとかやっていけるものなので、特に不便だとは感じませんでした。
C.
シェアハウス WG(男1女1)
郊外のアパート家賃350ユーロ
共有スペースはご飯を食べたり、勉強をしたり、インターネットを使ったりしていました。基本的に個人のものは共有スペースに置かないようにしていました。
収納がたくさんあったのですがどんなに荷物はないのでほぼ使わず。勉強も基本的にリビングでしていたので個人の部屋は寝るくらいでした。
調味料などは相談して共有して使っていました。冷蔵庫は段ごとで分けていて、飲み物などは共有していました。ゴミ出しなども特にルールを決めず、気付いたら捨てる。とにかく綺麗に保つがルールでした。
WGは一緒に住む人が少なからず関わってくるので、どういう風に付き合っていくかが大切です。爆音で音楽を1日中かけている同居人や、部屋を散らかす同居人、冷蔵庫のものをいつも腐らす、掃除をしない、夜中に大声で長電話、共有スペースで勝手にパーティーを開くなど、プライベート空間が少ないために一緒に暮らすと気になる面がすごく多くなってくると思います。他人と一緒に住むということはそれなりに大変ですが、そこを話し合ってより良い生活にしていくことも大事ではないかと思います。ルールを決めてみたり、当番を決めたりすることで生活しやすくなるはずです。
メリットもたくさんあります。家賃が安い、いろんな人にコミュニケーションをとる機会が増えるので語学の上達が早い、質問などすぐ聞ける、などなど毎日充実した生活をすることができます。
ドイツのWGは学生にとってとてもいい経験をすることができるのではないでしょうか。
さくらでした。
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